看護師として働くときの喜びややりがい

看護師として働く上で感じるやりがいには、色々なものが挙げられますが、診療科目によってその内容は異なります。

例えば、精神科で働いている看護師の場合、ケアに当たる患者の多くは精神的な疾患のせいで通常よりも信頼関係を築くのに時間がかかってしまうと言われています。さらに、病気の症状によっては、他人に心を閉ざしてしまう人もいるため、日々の業務を通して患者との信頼関係が築けた時には、やりがいを感じるという声をよく耳にします。

また、産婦人科で働く看護師の場合は、命の誕生に立ち会える喜びがやりがいにつながっていると答える人が目立ちます。特に不妊治療を続けていた夫婦がようやく命を授かった場合は、思わず涙を流している姿に感動し、自分のことのように嬉しくなったという看護師も少なくありません。このように、出産の瞬間だけではなく、その前後に様々なドラマが展開されるからこそ、それを見守ることにやりがいを感じるのでしょう。

この他にも、看護師の仕事で感じられるやりがいはたくさんありますが、すべてに共通しているのは、「患者の笑顔」だと言われています。これは、単純に感謝を伝えてもらった時だけではなく、些細なことでも笑顔を与えてくれる患者の存在が励みになっているからです。そして、患者の笑顔を引き出した時に、多くの看護師は仕事に誇りや喜びを見出すようです。看護師の夜勤や残業が多くハードな面があるのは否めませんが、その分やりがいの大きな仕事なのです。